バレエにかける少女達の生き様を描いた【テレプシコーラ】の作者山岸凉子さんの描いた聖徳太子と蘇我毛子を主人公とした【日出処の天子】は一風変わった歴史漫画です。

まず聖徳太子は歴史上才能有る人物ですが、日出処の天子では美貌と超常的な力を持つ人物として描かれ政治を動かそうとして行きます。

彼は超常的な力を持つ故に実母に疎まれ孤独な生活を送っています。

そんな彼の前に現れた蘇我毛子(蝦夷)二人の少年が出会ったとき歴史が動きだします。

聖徳太子はただ毛子の気を引くためにその美貌や超常的な力を使い政治を動かし毛子はそんな聖徳太子に引かれながらも友人として彼に彼の力におののきながらも接して行きます。

聖徳太子の一途とも暴走思える行動はやがて毛子にどんな結末を迎えるのか、歴史として二人の最後を知っていたしてもドキドキが止まらないそんな作品です。