小学生の頃に初めて買った漫画誌は『りぼん』です。
長いこと読み続けていて、好きな作品はたくさんありますが、私のNo1作品は一条ゆかり先生の“砂の城”です。
これは、もう感動モノ。
初めて読んでから、ナント35年後の今でも読み返す度に涙が止まらない、大好きな作品なんです。
ナタリーという女性と、幼馴染のフランシス、その息子の2代目フランシスを軸にしたお話しなのですが、過酷な運命に翻弄されっぱなしの主人公達が、もう可哀想...。
そりゃあ、ないよーーーということばかりで、子供心を痛めながら読んでいました。
登場人物が脇役含めて全て秀逸。
周囲を取り巻く人たち、それぞれのストーリーも充実しているので、ぐんぐん話しに引き込まれてしまいます。
最後には、ナタリーは死んでしまうのですが、「不幸だったけど、同時に幸せだったよね」と思える彼女の人生です。
大人になってから、単行本を一気に買い揃え、引越しで他の漫画は全部処分したのですが、これだけは7巻永久保存です。